ロストワックスでシルバーアクセサリーを作る方法 <下>

シルバーアクセサリー
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今回は出来上がったワックス原型をキャスト(鋳造)してもらい、完成までを書いていきたいと思います。

 

以前に書いた記事でデザイン画~ワックス仕上げまでの方法と、僕が使用している工具などを紹介していますので、気になった方は下の記事を参考にしてみてください。

 

 

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キャストとは?

 

ワックス原型が完成したら次はいよいよ【キャスト】をしていきましょう。

 

キャスト(鋳造)とは?

キャスト(鋳造)とは、ワックス原型と同じ形状の空洞ができた鋳型(いがた)と呼ばれる型に、溶けたアクセサリー素材となる金属(シルバー925・18金・プラチナ900などの合金)を流し込み、冷やして固めてアクセサリーを作り出す加工法のことを言います。

 

引用:Jeweril World

 

ワックスからアクセサリーが出来上がるまでの流れが分かりやすくまとめてありますので、参考にしてみてください。

 

 

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キャスト依頼

 

キャストをしてくれる業者はいろいろありますが今回紹介するのは、「シーフォース」という専門工具ショップ及び鋳造・加工業者を紹介したいと思います。

今まで私が作ったアクセサリーは全てこのシーフォースにお任せしてきました。対応も非常に良く、毎回スムーズにお取引させてもらっています。

 

シーフォースにキャストを依頼する場合は、以下の物を準備すると良いと思います。

 
  • 鋳造加工依頼書
  • ワックス原型を入れたハードケース(プラスチックの入れ物)
  • ハードケースが入るような少し大きめの茶封筒

 

ここで注意するポイントとして

 

  • ワックス原型は壊れ易いので、必ずハードケースに入れる事をオススメします。ハードケースはキャスト後返却されます。
  • ハードケースが大きい場合、ポストからは投函出来ませんので、郵便局の窓口から郵送してください。郵便物の大きさによっては料金がかかる場合があります。

ハードケースに入れる場合、こんな風に綿を入れてクッション代わりにすると輸送中の振動にも耐えることができてワックス原型が壊れるのを防いでくれますのでオススメです。

 

専門の工具などシーフォースについて気になる方は下にリンクを貼っておきますので、参考にしてみてください。

 

専門工具ショップ「シーフォース」

 

加工ネット.COM「シーフォース」

 

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湯口(銀を流し込んだ跡)をヤスリで仕上げる

 

キャストをする際に金属を流し込んだ場所「湯口(ゆくち)」をヤスリで削っていきます。初めての場合、かなり緊張する事だと思いますが慎重に、少しずつ削っていきましょう。

 

気をつけるポイントは

  • 本体を傷つけないようにする事
  • 湯口が残らない程度に削り落とす事

 

本体を傷つけてしまうと、修正が出来ませんのでなるべく本体にヤスリが当たらない様に、工夫して削っていきましょう。

逆に本体に傷が付くのを恐れて、湯口が少し残ったままだと形が歪(いびつ)になってしまいますので、湯口は残らないように綺麗に削り落としましょう。

 

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ヤスリの番手を徐々に細かくしていき、バフ研磨をする

 

紙やすりやスポンジヤスリの番手を細かくしていき、本体についている細かな傷を落としていきます。本体についている傷の深さから何番のヤスリから始めるか判断しましょう。

 

  • 深めの傷がある場合は#200番代から
  • 細かい傷がある場合は#400番代から
  • 傷が余り無い場合は#1000番代から

 

#1000番のヤスリからは「耐水ペーパー」と呼ばれ、水をつけながらヤスリがけをする事で目詰まりを防いでくれる効果があります。#2000番までヤスリがけを行ったら次は「バフ掛け」を行っていきます。

 

 

バフ(羽布)掛けとは?

金属の表面を磨いて、表面をピカピカにする事。鏡面仕上げとも言う。ミニルーターなどの工具にぬ簿でできたビットを取り付け、研磨材をつけて軽く押し付けながら磨いていく作業のこと。

 

 

 

僕が実際に使っているバフのビットと研磨材(青棒)。ビットはミニルーターを購入する時に一緒に購入した物。研磨材(青棒)はダイソウで購入した物を使っています。

 

バフホイール 【2.35㎜軸】28個入り

青棒 バフ用研磨材

 

シルバークロスで磨き、中性洗剤で洗って完成

最終仕上げは【シルバークロス】という研磨成分が染み込んだ布で表面の微細な傷を取り除いていきます。

 

 

シルバークロスで磨いた後は、表面に汚れやバフをかけた時の削りカスが付着している場合があります。そんな時はジップロックに『ぬるま湯』と『中性洗剤』をいれてその中にアクセサリーを入れます。そして袋をとじ、『シャカシャカ』洗う事ですっきり洗う事ができます。

洗い終わったら水で洗い流し、水気をふき取って乾かします。

コレだけでも表面に付いた汚れはキレイに落ちますので、汚れが気になった場合はこの方法で洗浄してみて下さい。

 

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完成

 

いかかでしたでしょうか?

 

前回の記事ではデザイン画~ワックス仕上げまでの事が書いてありますので是非参考にしてみてください。

 

 

今回紹介した方法や工具以外にもいろいろな方法や便利な工具などがあります。あなたが実際に作業をしてみて、自分に合った方法や工具を選んでもらえれば良いと思います。今回紹介したのは、初めての方でも出来る方法を紹介しました。皆さんもこの方法で、この世に一つしかないオリジナルのアクセサリーを作ってみてはいかがでしょうか?

 

◆今回のおさらい◆

  1. 専門の業者に発送してキャスト(鋳造)してもらう(有料)
  2. 湯口(銀を流し込んだ跡)をヤスリで仕上げる
  3. ヤスリの番手(番号)を細かくしていく
  4. バフ研磨ををして鏡面仕上げをする
  5. シルバークロスで磨き中性洗剤で洗って完成

 

◆最後まで読んで頂きありがとうございます◆

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